会員の皆様へ
いよいよ万物が蘇生し、桜花爛漫と咲く春を迎えましたが、皆様におかれましてはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
さて、今年年初、本学会第三期理事会の審議と2 月19 日に行われた総会の議を経て、この度無能ながら第四期会長に選ばれましたことを大変恐縮に存じております。と同時に、私を信任してくださった会員皆様に心より感謝の意を表したいと思います。
前にもお話しましたように、本学会は紆余曲折を経て2018 年9 月、煙台にある魯東大学にて呱々の声を上げ、今年でもはや6年目を迎えました。その間、第一期と第二期の安達義弘会長、第三期の金龍哲会長の献身的な努力と会員皆様のご協力とお支えの下で、丸々3年間のコロナ禍にもかかわらず、全体として学会は順調に運営されてきました。これは偏に会員皆様のお陰であることは言うまでもありません。この場を借りて、改めて会員皆様に深甚なる謝意を表します。
周知の通り、80 億という膨大な人口を抱えているこの地球は決して穏やかではありません。一心に世界平和を望む大多数の人々の願望とは裏腹に地域や国家間の領土や覇権の争い、国・民族・宗教による紛争は絶えもしません。心痛ましいことであります。とりわけ近年、政治による日中韓の不協和音が続き、様々な不安定要素を孕んでいますが、このような好ましくない動きがその他の分野に与える影響も決して無視できません。しかし、本学会は日中韓 3カ国を中心とした国際的な日本学研究の学会であって政治的な団体ではありません。したがって、国家、民族、宗教を超えた学術の研究こそが唯一私たちが取り組まなければならない課題であります。
5年余にわたって歩んできた本学会の道程を振り返ってみますと、年一回の学術大会、会員数の増加や学会誌の発行など目に見える実績は少なくありません。しかし、会員管理、学会の活性化、会費納入など数多くの解決すべき問題を抱えているのも事実であります。このような積み残された諸問題について任期の2 年間にわたって、会員の皆様と一緒に一つひとつ解決していくつもりですので、どうか会員皆様のご指導・ご協力のほどよろしくお願いいたします。
2024年4月1日 東アジア日本学研究学会会長 李東哲拝
